スオスダイ！
MAYUK0のカンボジア情報誌です。
普段は日本に居ながら、カンボジア人とオンランで会話することが
多いMAYUK0です。
そんな環境の中、カンボジア人の欠点が色々垣間見れるのが正直な話です。
今回は欠点の１つである、
カンボジア人の収入やお金に対しての考え方についてです。
正直、貧困の実態が丸裸になるので楽しいお話ではありませんし、
実態を知ると支援する気持ちが薄れてしまうかもしれません。
少なくとも私は薄れました。
どうにかして、カンボジア人が自立する支援のお手伝いをしたい！
こんな熱い思いを抱き、毎年現地に足を運んでいたこの私がです…
SDGSの目標でもある『貧困をなくそう』
私は支援する側よりもされる側がしっかり理解しなければ
貧困は永遠になくならないと思ってます。
この記事では、私が実際経験した事をもとに、
カンボジアの貧困について情報をシェアできたらと思い
まとめてみました。（長くなるので、今回は前編になります。）
もしこれからカンボジアでなくとも、どこかの国に何か支援を
したいと考えている方の目にとまれば幸いです。
カンボジア人の収入
日本でもそうですが、カンボジアでも収入には差があります。
都会と田舎、業種によって異なります。
シェムリアップで収入が良いと言われてる業種は
遺跡ガイドで、特に日本語ガイドと言われています。
英語のガイドと日本語のガイドの収入の差は、
英語ガイドで1日約20ドル、日本語ガイドは30から40ドルです。
それほど日本語ガイドができる人が少なく、貴重だと言うことなのでしょうね。
写真は映画トゥームレイダーのロケ地になった『タ・プローム』
日本では公務員とされ安定したお給料がいただける教師ですが、
カンボジアではすごくお給料が低いとされています。
小さな子供たちに「将来の夢は？」と聞くと、
先生またはお医者さんと答える子が圧倒的に多いです。
お医者さんは、それなりのお給料をいただけますが、
教師の低賃金の現実を知ってしまうと、
なる人が増えないというのも深刻な問題のひとつなのだと私は思っています。
カンボジア全体での平均収入は、1ヶ月3万円と言われています。
私の友人の1人はコロナで今は仕事がなく、
料理人の見習いに転職しました。
まだ見習いなので、1ヶ月120ドルとすごく少ないお給料です。
（見習いが終われば、少しあがるそうです。）
他の友人ですが、邦人の方の職場で働いているので、
月に6万円もらっているそうです。
コロナ前は更にプラスαがあったそうなので、かなりの裕福と言えます。
今はコロナ渦なので、シェムリアップは観光の仕事がありません。
失業者が山ほどいます。
どこか働きに行っても、平均月に150ドルが良いとこだそうです。
しかし、カンボジア政府としては全くの無策ではありません。
以前投稿した記事に書きましたが、
今シェムリアップの街全体が工事中です。
その工事には労働者が必要なので、
観光がストップしてしまい失業中の人に働ける場所を与え雇用を産むようにしています。
因みにこの工事にかかる費用は、中国からお金を前借りして行われています。
カンボジア人の生活のおもな支出
先ほども書きましたが、カンボジアの平均的な月収は３万円です。
実際のところ、この3万円の内訳はどうなのでしょう？
正直私は、特定の人の家計簿を管理しているわけじゃないので、
詳しい事は言えませんが、おおよそは察しがつきます。
食費、光熱費、生活用品、携帯代、ガソリン代
人によっては安価な税金ってところだと思われます。
物価が安く物が溢れておらず、娯楽施設もないので、ほんと最低限の支出です。
私がかつて行ったコンポンチャムのとある街は、
めちゃくちゃ田舎なので、ひと月2万5千円あれば生活できると、友人が言っていました。
牛や鶏を家で飼い、野菜を作り市場で売る！
そんなほぼ自給自足の生活！
（いつか、アメブロに書いていた旅ブログをこちらに投稿したいと思っています）
シェムリアップでも、3万円あればひと月やっていけると言われています。
だけど…
ここには大きな落とし穴があったのです。
カンボジア人の収入と支出のバランス 生活は苦しい
カンボジアの平均月収が月3万円に対し、
支出が2.5万円から3万円。
ん？ギリギリじゃなぁい…？
日本人の大抵の方なら、ここに不安を抱くと思います。
病気したら？
物がこわれたら？
冠婚葬祭は？
急な出費は、カンボジア人にも勿論あります。
ってことは…そうなんです。
月3万円の収入では、現実問題やっていけないのです！
お金の計算と先を考えられないカンボジア人
収支のバランスが崩れてしまえば、借金地獄になってしまいます。
これはどこの国でも同じことです。
正直、月3万円では生活が厳しいですが、
その中で考えて使わなければ大変なことになります。
戦後の日本も、同じでした。
日本人はそれでも頑張って乗り越えてきました。
しかし、カンボジア人は先を考えることができません。
少なくとも私の関わっているカンボジア人は皆、
計画性がありません。
以前書いた学校運営も然りでした。
そして今回、またしても他のカンボジア人からお金を貸してほしいと言われました。
実は、前にもコロナで苦しいという事で貸していたのですが返済せず何度も。
とてもお世話になっている方なので、今までは条件付きで貸しましたが、
さすがに今回はNO！！
ついでに、いくら足りないのか？を聞き出しました。
すると…
ヒーーーー（汗）
なんという借金地獄…
収入に対して必要な額は倍だったのです！！
ありえなーーーい！！
もうこれには黙っていられず、お説教と返済のアドバイスを！！
色々話を聞いていくと見えてきたのは、
・将来やもしもの時の事を考えられない
・人としての在り方
この3点が欠けていたのです。
カンボジアでは、お金の教育も道徳の教育もありません。
残念ながら平気で嘘はつきますし、隠し事もします。
時間やお金も守れません。
そして、努力や継続することができません。
如何に日本人が勤勉で努力家なのか？
私は彼らに学んでもらいたいと強く思っています。
カンボジア人の所得と収支のバランスのまとめ
長くなるので前編はここまで。
前編をまとめると、
・カンボジア人の平均収入は約月3万円
・日本語ガイドや医者などの専門職は給料が高いが、教師は給料が安い
・もしもの時の備えができる余裕がない
・収入に少し余裕があっても使ってしまう
・お金や道徳の学びがないため国民全体がルーズ
なんだかダメなレッテルを貼るかのような記事になってしまいましたが、
私はこのダメさ加減を支援する側が先に学ぶ必要があると思っています。
そして知ることにより、支援される側に指導していくことができると思うのです。
後編では、カンボジアで蔓延している借金の実態と、
道徳の部分に関してをお話します。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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