どうもどうも。
MAYUK0です。
昨今、若者の田舎移住が流行っている反面、
田舎の人口減少と相反する2つの話題があります。
この記事では、田舎暮らしと都会暮らしのリアルな生活コストについて、
全国各地を渡り歩いてきた私の経験と情報をまとめています。
- 田舎は固定費が安いと聞いたけど本当?
- 田舎に移住しようかな?
- 都会に行って転職しようかな?
- 老後はどこで暮らそう?
こんな事が脳内にある方の参考になったら嬉しいです。
♢ 目 次 ♢
都会と田舎の固定費の違いは?
お金の使い方は人それぞれですが、固定費に関してはおおよそ、
かかる物は似ているのではないでしょうか?
田舎の方が固定費が安いと耳にする事もありますが、本当なの?
先に結論を言ってしまうと、
田舎=固定費が安いとは一概には言えないです。
勤めている会社や、住んでいる地域の気候、その家庭事情によって違いがあるので
言い切れません。
我が家の場合は、都会生活の方が生活コストが断然低いです。
どういう事なのか具体的に説明していきます。
まず考えられる固定費ですが、(人によっては、ない物もありますが)
- 住宅ローン・家賃
- 光熱費
- 保険料
- 電話料金
- インターネット回線料金
- 教育費
こんなところでしょうか。地域によっては、町内会費があったりもしますね。
この固定費は毎月出ていく物なので、どこに住もうが、無駄があるならば見直しましょう!
固定費の中でも居住に関わる事、住宅ローン・家賃と光熱費の相場を
田舎と都会それぞれ比較してみます。
田舎と都会の住宅ローン・家賃の違い
まずは私の経験を元で、
人口3万人以下の田舎(雪国)、仙台市、東京都、大阪府で比較していきます。
(すべて2人暮らしの場合で、都会の家賃は条件で様々なので、10万円を基準にみていきます。)
田舎の住宅費用
田舎 | |
新築の持ち家 | ローンを組めば毎月の支払いが発生 |
古戸建て | たまに数万~数十万円単位のリフォームをしながら生活 |
賃貸 | 新しい物件で4万円前後、古ければ2万円台もある |
仙台の住宅費用
私が住んでいたのは、震災後の家賃が異常に高い時期だったので、
今の価格とはかなり差があると思いますが、その当時で2LDKや3DKで
10万以下もありました。
今見てみると、リフォーム済みの築年数が古い物件で、山ほどあります。
因みに仙台の物件は、毎月3,000円の町内会費も取られていました。
東京の住宅費用
東京のどこに住むかでも大きく相場は変わりますが、
10万円以下はそうそう良い物件は見つかりずらいです。
狭くて日当たりが悪い物件も多く、条件を増やせば増やすほど、
価格は当然高くなっていきます。
大阪の住宅費用
東京の感覚がわかる方なら、安くてビックリします。
東京は家賃が高いので、都心から離れた場所に住み、かなり長い時間の通勤ですが、
大阪は、大阪市内の中で住まいも仕事も済ませることが出来ちゃいます。
大阪駅から3~4キロ離れただけで(3・4駅ほど)、東京の郊外の区と同じ価格で
住めたりします。10万円以下も見つかります。
田舎と都会の住宅ローン・家賃の違いのまとめ
都会と言っても都市によって相場は様々ですが、東京は飛びぬけて高いのは、
間違いないです。
変わって大阪は、第二の都市なのにかなり安いと思います。
我が家の場合は、会社の家賃補助制度があるので更に安く済んでいます。
務めている会社の制度によっては、田舎と都会の家賃はさほど変わらないなんて事も
あるのです。
続いて田舎の場合ですが、
地元の同級生や他県の地方に引っ越した人は、家を建ててローンを
組んでいる人が多数です。
それ以外は、親の代から譲り受けた家に住んでいる人が多く、
築40年50年経っているのでリフォーム箇所が多々あり、お金がかかっています。
この前、数年ぶりに地元に帰り様子を見てきましたが、過疎化がすごい!!という驚きでした。
空地と空き家がすごく増えていました。
そして買い手が見つからず2・3年もたっているものばかり。。。
土地や家は価値が上がる所は、ほんの都市部の限られたところだけで、
家は建てたら下がっていくのが普通です。
資産価値として残る場所を選ぶ、または自分たちの生き方に重点を置いて
よく考えた方が良いですね。
田舎と都会の光熱費の違い
続いて光熱費。電力自由化になった上、地域によってもかなり差があるのが光熱費です。
どれも2人暮らしでの実際の料金です。
田舎の光熱費(2023年実家)
電気 | 10,000円から32,000円 |
ガス | 6,700円から9,000円 |
水道 | 1,700円から2,200円 |
下水道 | 4,500円 |
最安値の電気・ガス・水道の合計は、22,900円。
東京の光熱費(2019年)
電気 | 6,400円から9,700円 |
ガス | 3,600円から9,000円(平均7,000円) |
水道 | 4,000円から6,000円(2か月に1度の支払い) |
最安値の電気・ガス・水道の合計は、14,000円。
大阪の光熱費(2023年)
電気 | 6,500円から9,400円 |
ガス | 2,300円から7,000円 |
水道 | 2,600円から6,800円(2か月に1度の支払い) |
最安値の電気・ガス・水道の合計は、11,400円。
それぞれ最安値の電気・ガス・水道を合計すると、なんと。。。
田舎が1番高い!!
雪国は寒い上、一軒家だと暖房費が高くつくんですよね。
大阪の家は、冬が温かかったのでこたつメインでほとんど過ごせました。
こたつは、1か月使い続けても2,000円かからないのでおすすめです!
足が温かいと全身温まります。
田舎と都会の食費(外食を除く)の違いは?
続いて、固定費の他にかかる生活費を比較してみます。
- 食費
- 生活雑貨
- 衣類
- 交通費
- 交際費
- 趣味娯楽 などの出費が考えられます。
食費(外食を除く)と交通費は、ほとんどの方が関係があるので、
この2点に焦点を置いて比較してみます。
田舎は家庭菜園をするのが普通で、どこの家庭も何かしら育てています。
特に夏野菜は、自給自足に近いレベル!!(笑)
取れる時は一気に実るので、近所の人に配ったりし、物々交換が日常です。
ですが、お肉やお魚、加工品はスーパーに買いに行きます。
値段は、物によって様々。
この前見てきた物で、スイカは田舎の方が100円も高かったです。
加工品は、然程変わらず。
お刺身は、海が近い田舎だったので都会よりは安いけど、
驚くほど格別に安い!!というほどではなかったです。
たまごは全く同じ価格。
都会でも安いスーパーはありますし、田舎でも高いスーパーはあるので一概には言い切れませんが、
総合的に見てほんの少し田舎の方が安いと思います。
ただ、もっと山奥の不便なところなら、逆に輸送費がかかるので高くなりますね。
あと家庭菜園ですが、土や肥料など必要な物は結構あります。
長年実家でそれなりの規模をやっていますが、必要資材や取れ高を考えると、
食費が浮くというのはあまりないです。
自分で作ったものを美味しくいただけるのと、趣味としてのメリットが重視です。
今年は、きゅうりの苗2本が途中で病気でダメになってしまいました。
最初からうまく育つとは言い切れないですし、生き物なので毎年同じようにうまく
いきません。だからこそ、面白いのが家庭菜園だと思っています。
田舎と都会の交通費の違いは?
交通費は、大きく異なる点です。
田舎では、1人1台の車を保有が一般的です。
雪の降るところとなれば、冬用タイヤも必要です。
我が家の場合、車を持っていた頃は、
- 駐車代
- ガソリン代
- 車検
- 車体費
- タイヤ代(夏・冬) がかかっていました。
田舎で一軒家だと、駐車代はかからない事がほとんどですが、
車を保有していた仙台や東京などは、毎月駐車代がかかっていました。(値段は、我が家の場合です)
仙台…6,000円
東京…18,000円
街にある駐車代も、地域によってかなりの差があります。
田舎は車社会なので、どこに行っても無料の駐車場があります。
都会になると、無料の駐車場はごく稀!!
渋谷の駐車場料金は、10分330円や15分400円などと高額。
仙台で25分200円ほど。
その代わり、電車やバスが走っているので、公共交通機関を使って移動ができます。
ただ仙台は、車がないと不便です。
なくても生活は出来ますが、行動範囲に制限がかかります。
大阪で車をやめた今は、車に関わる費用がまるっと浮きます!
代わりに電車代はかかりますが、出かけても週2で、800円ほど。
実際は、自転車や徒歩移動もあるので800以下。
年に数回、車をカーシェアやレンタカーで借りますが、1回1万2千円前後。
車を保有するより断然安く済んでいます。
交通費をまとめると、1番お金がかからないのは、都会で車を持たない生活です。
中都市…車も必要な場合が多く、公共機関と自家用車の併用
大都市…公共機関だけで過ごせ、車が必要な時は借りるのが安上がりになる
都会と田舎の生活コストのまとめ
一般的な都会と田舎の生活コストの比較をまとめると、
住居…ローンのない綺麗な持ち家>田舎の賃貸>都会の賃貸
※会社で家賃補助が出ると賃貸でも安く済む!
光熱費…契約プランと住まいの地域による
※雪国は冬の電気代がとてもかかる
交通費…都会で車無し>田舎
車はやはり大きな出費ですね。
我が家の場合は、家賃補助があり、光熱費は田舎よりも安く、
車を保有していないので、固定費はものすごく安く済んでいます。
ただ、都会の場合は、趣味・娯楽や衣類、外食費、交際費にお金が
かかる事は田舎より断然あると思います。
その反面、平均になりますが、田舎よりもお給料が高いです。
つまり、どこに住むか以前に、
収入より支出が下回る事が大事!ということですね。
高収入の生活コストが低い!
コレにつきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。